情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明

情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明


漫画、あるいは小説、もしくはエッセイなどの
印象、あるいは連想、もしくは感想を書いてるBlog。

前谷惟光「ロボット三等兵」が復刊



 ただ、今回復刊されたのは、「少年倶楽部」連載版ではなく貸本版(寿書房)なので、「おや、覚えてるのと違うな」という人の方が多いかもしれません。
 といっても、連載期間が1958年〜1962年なのでリアルタイム読者がどの程度居るか分かりませんが。


 貸本版 ロボット三等兵【上】 (マンガショップシリーズ 177) ロボット三等兵【中】 ロボット三等兵【下】 (マンガショップシリーズ 179)


 勘違いしていただきたくないのは、只一点。この「ロボット三等兵」は戦争賛美漫画ではありません。
 戦争を経験した作者が敢えて自らの所属した日本陸軍を舞台に選び、それを笑いのめした能天気厭戦漫画とでも言うべき作品です。


 まあ、非常にコミカルに描かれてますので、あんまりそういうことを考えることも無いのですが。


 色々な所でモトネタとして使われ*1てますので、読んだことが無くてもなんとなく「多分あれかな」くらいに認識されていた方が多いと思います。実際読んでみると「ああ、これだったのか」と腑に落ちるんじゃないですかね。


 それにしてもマンガショップは偉い!来月には「風の石丸〔貸本版〕」(白土三平)(ISBN:477591183X)も復刊ですよ。
 ハリス無段(ハリス無段 (上) (マンガショップシリーズ (38)) ハリス無段 (中) (マンガショップシリーズ (38)) ハリス無段 (下) (マンガショップシリーズ (38)))なんかここが復刊してくれないと読めなかったろうなあ。




#あとは、のらくろ@田河水泡も復刊してくれないもんですかね。こういうのこそオンデマンド出版の出番だと思うんですが。どうにかしてください、講談社さん。

読んだ本

  1. 週刊漫画ゴラク
  2. 週刊コミックバンチ
  3. 週刊漫画TIMES
  4. 隔週ヤングガンガン
  5. 隔週ビッグコミックオリジナル
  6. 月刊マガジンSPECIAL
  • ゴラク
    • 連載800回巻頭カラー。この見開き表紙のような(浮世絵風でもある)表情は久しぶりに見たような>ミナミの帝王@天王寺大×郷力也
    • 時代に敏感なのかただその時思いついたままに描いてるのか。後者だろうなあ>外道坊@平松伸二
  • バンチ
    • くだらんKINGはお休み。
    • サービス業ってのもなあ。なんでもそうだけど難しいよね。しかし、一流ホテルに泊まるような人でも備品を持ってくもんなのかね>コンシェルジュ@いしぜきひでゆき×藤栄道彦
    • 次号から高倉あつこが新連載。週刊は久しぶり、ってこれも最近のバンチらしくシリーズ連載なのかな?
  • 週漫
    • 新シリーズ連載。月1ですかね。コンセプトとしては居酒屋舌偵と似てる・・・ような。酢に漬けて煮ると古びますね>哀ちょうちん@坂本六有×和気一作
    • あっちは涼しさを求める、こっちはより暑くする、とゴラク酒のほそ道と対照的なネタ。ねらったのかな?>風流つまみ道場@ラズウェル細木
  • ヤンガン
    • 新連載。もう女装も同人もおなかいっぱいなんだけどなあ。ヤンガンは本当に作品ごとにバラバラですなあ>フダンシズム@もりしげ
    • アニメ化ってニメやるほど話数たまってない、というか話が始まってもいないんじゃ・・・>BAMBOO BLADE@土塚理弘×五十嵐あぐり
    • これもまた女装か。一週間で女装ネタを見ない週が無いなあ、最近>WORKING!!@高津カリノ
  • オリジナル
    • 最終回。そうか、10年もやってましたか。>電脳炎@唐沢なをき
    • 三話連続掲載の一回目。この人にしては珍しい題材。元傭兵のサラリーマンって、経歴書にはなんて書くんだろうなあ、などと思う>FUJIYAMA@一丸。
  • マガスペ